転職からヘッドハンティング、スカウトのキャリアエピソード

キャリアエピソード転職からヘッドハンティング、スカウトのキャリアエピソード

ヘッドハンターの成功要因「ヘッドハンティング・人材サーチファーム」キャリアのエピソードをつくるために 私どもの目指すものは、サーチファームとして、私ども自身が多くのキャリア意識の高い優秀な人材と接点を持ち、中長期に渡りクライアント&人材の成長をサポートし続けることです。 「ヘッドハンティング・人材サーチファーム」キャリアのエピソードをつくるために

会社設立までのエピソード

キャリアチェンジを経験
会社設立までのエピソード
角田

私が備海さんに初めて会ったのは7年前、備海さんが大手人材紹介会社でキャリアコンサルタントを担当していた時期です。私も同業他社に勤務していたこともあり、情報交換させて頂いたり、外部からご活躍を拝見していました。 まさにこの仕事が「天職」に見えたのですが、備海さんの前職は、不動産会社の経理財務部門だったと聞きました。それがとても意外だったものですから、まず人材紹介会社に転職した理由からお聞かせください。

備海

新卒で入社した大手不動産会社では、経理財務部門のスタッフとして、会社の株式上場プロジェクトや有価証券報告書の作成を手掛けました。会社が「東証1部上場を果たした」こと。出来上がった数字を取りまとめたり、予算を作成する仕事よりも「数字そのものを作りたかった」こと。そして「いつか自分で事業を手掛けたい」という思いがあり転職を決意しました。

角田

それにしても思い切った"キャリアチェンジ"ですね(笑)。では、キャリア・コンサルタントになったのはなぜですか?

備海

トム・クルーズ主演の映画「エージェント」の影響を受けました。この映画は、1人のスポーツ・エージェント(交渉代理人)が、プロスポーツ選手と強い信頼関係を築き上げながら、共に成功を目指すというストーリー。その仕事ぶりに憧れたのです。 「ビジネスパーソンにとって、スポーツ・エージェントに該当する仕事は何か?」と考えたとき、キャリア・コンサルタンやヘッドハンターといった仕事を思いついたのです。

全くタイプの違う仕事に戸惑う
会社設立までのエピソード
角田

「エージェント」は私も見ました。大手エージェントを辞めて、一匹狼として勝負するトム・クルーズが格好いいと思いましたよ。私も経理を経験したので分かるのですが、全く異なるキャリアコンサルタントの仕事に、最初は戸惑いませんでしたか?

備海

かなりありましたよ(笑)。まずカルチャー面では、不動産会社は上下関係も厳しく、体質の古い組織。一方、転職先はベンチャーで、社長と直接話ができるほど組織がフラットで両極端にある組織。仕事面もいわば「経理」から「営業」にコンバートした訳ですから、電話の応答・名刺の出し方1つ取っても、まったくぎこちなかったですね。

角田

その後早い段階でマネジャーへ昇進しています。どうやってキャリア・コンサルタントとしての地位を確立しましたか?

備海

とにかく必死で仕事をしていて、深夜に帰宅するのが当たり前の毎日でした。そこまで徹底して仕事に打ち込めたのは、やはり好きな仕事だったことと同僚も同じように必死だったからです。やはり周囲の環境は大切だと思います。 とくに「成功のカギ」のようなものは明確ではありません。必死で仕事をするうちに小さな成果が生まれ、それが励みになってさらに頑張る。そうした「プラスの循環」が生まれるうちに、成績もついて来るようになりました。

人材ビジネスの魅力
会社設立までのエピソード
角田

当時から積極的にキャリアセミナーを企画・開催したり、同業他社に人脈を構築するなど、この仕事にすっかり浸かっていたように見えます。どうしてここまで"ハマった"のでしょうか?

備海

いい仕事をすると、直接、個人と企業に喜んでいただけることが、単なる人材紹介以上のモチベーションを生む原因になりました。モノを扱う仕事はモノは売ったらそれきりですが、ヒトを扱う仕事にはモノにはない魅力があるのです。
モノがモノを連れて来ることはありません。しかし、私のサービスに満足していただいたヒトは、自分の友人や転職先の人事担当者を紹介してくれることもある。場合によっては、私が転職をお手伝いした方が転職先企業の採用のキーマンになるケースだってあります。ヒトがヒトを呼ぶこの仕事の魅力に惹き付けられました。 キャリアセミナーの開催などは、仕掛けに手間がかかり、短期的には割りに合わないかもしれません。とはいえ、中長期的にヒトと関わっていきたいと考えたとき、人材登録を待つだけではなく、こちらから積極的に間口を広げるべきだと思ったのです。

(インタビュー 2005年3月30日 取材・文/角田 正隆)

会社設立までのエピソード

キャリアチェンジを経験
会社設立までのエピソード

私が備海さんに初めて会ったのは7年前、備海さんが大手人材紹介会社でキャリアコンサルタントを担当していた時期です。私も同業他社に勤務していたこともあり、情報交換させて頂いたり、外部からご活躍を拝見していました。 まさにこの仕事が「天職」に見えたのですが、備海さんの前職は、不動産会社の経理財務部門だったと聞きました。それがとても意外だったものですから、まず人材紹介会社に転職した理由からお聞かせください。

新卒で入社した大手不動産会社では、経理財務部門のスタッフとして、会社の株式上場プロジェクトや有価証券報告書の作成を手掛けました。会社が「東証1部上場を果たした」こと。出来上がった数字を取りまとめたり、予算を作成する仕事よりも「数字そのものを作りたかった」こと。そして「いつか自分で事業を手掛けたい」という思いがあり転職を決意しました。

それにしても思い切った"キャリアチェンジ"ですね(笑)。では、キャリア・コンサルタントになったのはなぜですか?

トム・クルーズ主演の映画「エージェント」の影響を受けました。この映画は、1人のスポーツ・エージェント(交渉代理人)が、プロスポーツ選手と強い信頼関係を築き上げながら、共に成功を目指すというストーリー。その仕事ぶりに憧れたのです。
「ビジネスパーソンにとって、スポーツ・エージェントに該当する仕事は何か?」と考えたとき、キャリア・コンサルタンやヘッドハンターといった仕事を思いついたのです。

全くタイプの違う仕事に戸惑う
会社設立までのエピソード

「エージェント」は私も見ました。大手エージェントを辞めて、一匹狼として勝負するトム・クルーズが格好いいと思いましたよ。私も経理を経験したので分かるのですが、全く異なるキャリアコンサルタントの仕事に、最初は戸惑いませんでしたか?

かなりありましたよ(笑)。まずカルチャー面では、不動産会社は上下関係も厳しく、体質の古い組織。一方、転職先はベンチャーで、社長と直接話ができるほど組織がフラットで両極端にある組織。仕事面もいわば「経理」から「営業」にコンバートした訳ですから、電話の応答・名刺の出し方1つ取っても、まったくぎこちなかったですね。

その後早い段階でマネジャーへ昇進しています。どうやってキャリア・コンサルタントとしての地位を確立しましたか?

とにかく必死で仕事をしていて、深夜に帰宅するのが当たり前の毎日でした。そこまで徹底して仕事に打ち込めたのは、やはり好きな仕事だったことと同僚も同じように必死だったからです。やはり周囲の環境は大切だと思います。 とくに「成功のカギ」のようなものは明確ではありません。必死で仕事をするうちに小さな成果が生まれ、それが励みになってさらに頑張る。そうした「プラスの循環」が生まれるうちに、成績もついて来るようになりました。

人材ビジネスの魅力
会社設立までのエピソード

当時から積極的にキャリアセミナーを企画・開催したり、同業他社に人脈を構築するなど、この仕事にすっかり浸かっていたように見えます。どうしてここまで"ハマった"のでしょうか?

いい仕事をすると、直接、個人と企業に喜んでいただけることが、単なる人材紹介以上のモチベーションを生む原因になりました。モノを扱う仕事はモノは売ったらそれきりですが、ヒトを扱う仕事にはモノにはない魅力があるのです。
モノがモノを連れて来ることはありません。しかし、私のサービスに満足していただいたヒトは、自分の友人や転職先の人事担当者を紹介してくれることもある。場合によっては、私が転職をお手伝いした方が転職先企業の採用のキーマンになるケースだってあります。ヒトがヒトを呼ぶこの仕事の魅力に惹き付けられました。 キャリアセミナーの開催などは、仕掛けに手間がかかり、短期的には割りに合わないかもしれません。とはいえ、中長期的にヒトと関わっていきたいと考えたとき、人材登録を待つだけではなく、こちらから積極的に間口を広げるべきだと思ったのです。